「軽度な白内障」の症状は?見え方 や治療方法・手術費用について解説!

「軽度な白内障」の症状は?見え方 や治療方法・手術費用について解説!

「軽度な白内障」と言われたら

軽い白内障の方の多くの方は、「眼科で軽い白内障と言われ、手術を勧められた。」「最近、かすんで見えるので、白内障なのでは?」「A病院では白内障と言われたが、B病院で白内障ではないと言われた。」など、いろいろな疑問を抱えていると思います。

軽度な白内障の方でも、不安や疑問を感じている方は多いのではないでしょか?

軽度な白内障の症状

軽い白内障の場合、自覚症状がないことがあります。

また、かすむ、少し見にくい、まぶしい、二重三重に見える、目が疲れるなどの軽い訴えがあることもあります。

症状による注意点

かすむ、少し見にくい

白内障以外の病気も同様の症状が起こります。重大な目の病気があることがありますので眼科を受診して検査を受けましょう。

まぶしい

ドライアイなどによる角膜(黒目)のキズや眼瞼痙攣でも、まぶしさを感じます。例えば、ドライアイなら目薬で簡単に良くなるかもしれません。

サングラスをかければ大丈夫と放置せずに、眼科を受診して原因をはっきりさせましょう。

二重に見える

二重に見える場合は、片目を隠して見て下さい。

片目を隠して二重に見えるなら、そちらの目の角膜疾患や白内障や乱視などが考えられます。その場合は、両目でも二重に見えます。

しかし、片目を隠しても左右とも二重に見えず、目を隠さず両目で見た時にのみ二重に見える場合は、斜視(目の位置の異常)や眼球運動障害(目の動きの異常)が考えられます。斜視や眼球運動障害の原因には、脳の病気や全身疾患などの怖い病気もありますので、必ず眼科を受診して下さい。

目が疲れる

目が疲れる原因は多くあります。

屈折異常(遠視や近視など)やドライアイや白内障や緑内障などが原因になります。

また、最近では、パソコンやスマートフォンやキーボードを長時間使用することによるVDT症候群の目の症状として、眼精疲労を訴える方が多くなっています。

まずは、眼科で重大な目の病気でないことを確認してから、原因に対して対処するとよいでしょう。

A病院では白内障と言われたが、B病院で白内障ではないと言われた

眼科医をやっていると、よく相談を受ける内容です。白内障に限っては、病院を転々として、非常に無駄な時間を使っていることになります。

白内障は、水晶体の濁りなので、軽い白内障だと眼科医による主観も入ります。

A病院の先生は、「見た感じ、水晶体が濁っているようにみえる」から、白内障があると言ったのでしょう。

B病院の先生は、「濁りは少しあるけど、年齢相応で視力も問題ない」から、白内障でないと言ったのでしょう。

A病院の先生もB病院の先生も正しいと思います。

大事なことは、白内障は手術によって治るので、白内障以外の重大な病気がないかを知ることです。

軽度な白内障で使用する目薬

白内障が軽い方は、進行予防の目薬を使って様子をみてもいいかもしれません。

目薬の種類には、ピレノキシン製剤とグルタチオン製剤の2種類があります。白内障は、水晶体の中のタンパク質の変性によって、水晶体が濁る病気です。白内障の目薬は、濁りの進行を遅らせるだけで、濁りが元にもどるわけではありません。やはり、治療は、手術になります。

軽い白内障のメガネ

「見にくい」「かすむ」「目が疲れる」という方は、メガネの度数を正確に合わせることが重要です。メガネで視力が出にくい場合が多いので、メガネの度数合わせは慎重に行わなければなりません。

「まぶしい」という方は、サングラス、偏光レンズ、調光レンズを考えてもいいかもしれません。

サングラスは、度を入れることができますし、遠近両用も作ることができます。色を濃くすると、見るのに必要な光まで遮られて、かえって見にくくなることがあります。

偏光レンズとは、特殊な構造により、色を濃くすることなく、余分な光だけをカットするので、クリアに見ることができます。

調光レンズは、紫外線の量によって色が変わるレンズです。室内では色が薄くなり、日差しのある屋外では色が濃くなります。

しかし、メガネで症状が改善しない場合は、白内障手術を考えてもいいかもしれません。

軽度な白内障の治療方法

白内障が軽いからといって、手術以外の特別な治療があるわけではありません。軽い白内障だからといって、手術のやり方が変わるわけではなく、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズに入れ替える通常の白内障手術となります。

しかし、手術を受けるからには、メリットがなくてはなりません。

軽い白内障の場合は、患者さんが不自由に感じていて、その症状が白内障手術により改善する見込みが高いなら、手術を考えてもいいかもしれません。

近視や乱視が強い場合は、白内障手術により屈折矯正ができますので、軽い白内障でも手術を受けるメリットは大きいため、手術を考えてもいいかもしれません。

また、自分では自覚症状がなくても、免許更新の視力がない場合があります。このようなケースは、高齢者で多くみられるので、高齢者講習を受ける年齢になったら、眼科受診をお勧めします。

また、軽い白内障でも手術料金は、通常の白内障手術の費用と同じです。

まとめ

・軽い白内障は、無症状な方から、かすむ、少し見にくい、まぶしい、二重三重に見える、目が疲れるなどの症状がある方など、さまざまです。

・症状で判断するのではなく、眼科を受診して白内障の診断を受けましょう。

・軽い白内障では、進行予防の目薬を使ってもいいかもしれません

・メガネの度数を正確に合わせることも重要です。

・「まぶしさ」には、サングラス、偏光レンズ、調光レンズなどのメガネが有効です。

・メガネで症状が改善しない時は、白内障手術を考えてもいいかもしれません。

・軽い白内障で手術を受ける場合でも、通常の白内障手術とやり方も費用も同じです。

この記事の執筆者

熊田充起

熊田充起 くまだ眼科クリニック 院長

岐阜県岐阜市出身。関西医科大学卒。岐阜大学医学部眼科学教室に入局後、5つの総合病院に勤務し眼科手術などの経験を積む。平成20年に生まれ育った岐阜市に「くまだ眼科クリニック」を開院。
常日頃意識しているのは、「治す眼科医療」をめざすこと。日帰りでの白内障手術を数多く手がけるほか、緑内障の早期発見や小児眼科など、幅広い患者様のニーズに対応。

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