当院の医療機器

特殊な検査機器

広角眼底カメラ
「オプトス 200TX」

オプトスは、瞳孔を広げることなく、通常の眼底カメラより、はるかに広い範囲の網膜を撮影可能な機器です。
今までは、瞳孔を広げるお薬を数十分の間に何回も点眼してから眼底検査を受け、帰りの車の運転の心配をしていた患者様も多かったと思います。オプトスは、瞳孔を広げる必要がないため、点眼している待ち時間がなく、帰りの運転の心配もありません。
撮影は0.4秒で、特別な費用もかかりません。
患者様の負担を大きく軽減します。
また、蛍光造影眼底検査や自発蛍光眼底検査という特殊撮影にも対応しています。
糖尿病網膜症や加齢黄斑変性などの網膜疾患に使用します。

オプトスで撮影した眼底写真

蛍光造影眼底検査画像
(オプトスで撮影)

腕の血管(静脈)に造影剤を注射して眼底を撮影します。
眼底検査ではわからない網膜や視神経の状態がわかります。
一般的なカメラによる蛍光造影眼底検査は何枚も写真を撮り、つなぎあわせて全体像を作っていました。しかし、オプトスによる蛍光造影眼底検査では一度の撮影で得たい範囲の網膜が撮影できるため、患者様の負担を軽減します。
糖尿病網膜症などの網膜疾患・加齢黄斑変性などの黄斑部疾患・視神経疾患などに有効な検査です。

自発蛍光眼底検査画像
(オプトスで撮影)

眼底自発蛍光とは、網膜の色素上皮細胞にたまったリポフスチンという物質から出る光をとらえて撮影する検査です。造影剤などを使わないため、侵襲なしで網膜の様々な病態を検査することができます。

OCT
「カールツァイス シラスHD-OCT plus AngioPlex」

OCTとは 主に網膜(カメラでいうフィルム)や視神経の断面を撮影する機器です。
精度の高い黄斑部(網膜の中心)の解析ができます。
糖尿病網膜症・加齢黄斑変性などの網膜疾患には必要不可欠です。また、白内障手術の手術前検査でも必ず行います。
緑内障の診断・検査にも有用です。網膜神経線維層厚解析、視神経乳頭形状解析、網膜神経節細胞解析などにより、視神経を画像により診断・管理します。また前眼部画像撮影が可能で、角膜厚・前房隅角が撮影できます。これらは緑内障で必要とされる形態観察全てを網羅しています。
これらの機能により網膜疾患、緑内障、ブドウ膜炎など様々な疾患で必要不可欠な検査となっています。

黄斑部画像

視神経画像と解析

視神経画像と解析

OCTアンギオグラフィー画像

OCTアンギオグラフィー
OCTを用いて眼底の血流を検査することができます。
眼底の血流を観察するには、やはり蛍光造影眼底検査が一番です。しかし、蛍光造影眼底検査は造影剤を注射するため侵襲があります。
OCTアンギオグラフィーは、造影剤を使用しないため、非侵襲的で検査も簡便で患者様への負担が少ないため、繰り返し行うことができます。そのため、疾患によっては経過観察などには最適な検査となり得ます。

手持ちレフ
「ウェルチアレン スポットビジョンスクリーナー」

スポット ビジョンスクリーナーは、6か月の乳幼児から検査可能です。
今までは、機器にあごを乗せないとできなかった近視、遠視、乱視の検査が、子供が数秒間、カメラのような機器を見ているだけで検査できるという画期的な機器です。
斜視の検査も同時にします。
斜視、弱視が早期発見できるため、現在、注目されている機器です。

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手持ち眼圧計
「アイケアPRO」

手持ちの眼圧計です。
機械に顎をのせられない方でも眼圧を測ることができます。
持ち運べるため、子供や移動困難な患者様(車いすや寝たきりの患者様)でも測定できます。
角膜への接触もほんのわずかである為、痛みもなく、短時間で済みます。

手術で用いる医療機器

「アルコン べリオンイメージガイドシステム」

べリオンは、まだ全国的にも導入が少ない白内障手術の精度を上げるための機器です。役割を簡単に言うと、離れた場所にある検査室と手術室を結んでくれる機器です。
検査室のべリオンを使って、患者様個人の目の情報を検査します。そして、検査室で得られた患者様の情報を手術時に顕微鏡や専用モニターに正確に映して術者をサポートしてくれます。
昔の白内障手術は、濁った水晶体を透明な眼内レンズに入れかえるだけでした。
最近の白内障手術は、乱視矯正眼内レンズや多焦点眼内レンズ(遠近両用眼内レンズ)を入れることも多く、大きく変わってきています。
それに伴い、より精度の高い手術をするための機器が必要になります。
べリオンは、白内障手術における乱視矯正や正確な切開位置や眼内レンズの中心固定などを行うのに非常に有効です。
また、手術を重ねるごとに、術者の特徴をも情報として記憶して検査に役立てます。
更に、定期的にインターネットを通してバージョンアップされて機能が増えていきます。
当院では、すべての白内障手術で使用しています。

高周波ラジオ波メス
「アルコン ルクソールLX3」
「アルコン べリオンデジタルマーカーM」

眼科手術において、顕微鏡が見やすいというのは、非常に重要です。
ルクソール顕微鏡は、アルコン社独自の技術で作られ、焦点深度が深く(ピントが合う範囲が広い)、眼球の表面から奥まで幅広くピントが合います。
また、当院で導入しているべリオンとの相性が非常に良いです。

白内障手術装置
「アルコン インフィニティ」

白内障手術で使用する機器です。
濁った水晶体を砕いて、吸引し取り除きます。
傷口はわずか2mmほどの小切開で手術が行える機器です。

光眼軸長測定装置
「カールツァイス IOLマスター700」

白内障手術で使用する眼内レンズの度数を決める機器です。
非接触で白内障手術に必要な目の長さ(眼軸長)と角膜の屈折力を測り、内蔵されている計算式を使い、瞬時に眼内レンズの度数を計算します。
現在の標準的な機器は、角膜前面の屈折力のみを測定して、角膜後面は推測値を用いているため、予期せぬ術後屈折誤差が生じることがあります。
IOLマスター700は、角膜前面の屈折力の測定だけでなく、角膜後面の屈折力を推測値ではなく直接測定しているため、術後屈折誤差を減らすことができます。

光凝固装置
「トプコン パスカル」

パスカルは、今までのレーザー光凝固装置に比べ、痛みが少なく、短時間で治療ができます。
今までのレーザー光凝固装置は患部に一点一点照射していましたが、パスカルは1回で複数点を同時に照射できるため、短時間で治療ができます。
また、ショートパルスと高出力により、網膜へのダメージを減らし、患者様への痛みを軽減します。
短時間で治療ができ、患者様の痛みも少ないため、医師と患者様の両方の負担を減らします。
適応疾患は、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症や網膜裂孔などがあります。

ヤグレーザー
「ニデック YC-1800」

後発白内障(白内障手術後の眼内レンズの濁り)や急性の閉塞隅角緑内障の治療に用いるレーザーです。

高周波ラジオ波メス
「エルマン サージトロンDUAL EMC」

眼瞼下垂症手術や眼瞼内反症手術などの瞼(まぶた)の手術や睫毛電気分解(まつ毛の根元に電流を流して焼く治療)に用いられる機器です。
瞼(まぶた)の手術では、切開や凝固(出血部位を焼いてとめること)に使います。
高周波ラジオ波を使用することにより、組織に対する高密度なエネルギーの集中を実現し、熱による組織の損傷をできるだけ抑えることを可能にしました。

手術用顕微鏡 OMS-90

外来の処置などで使用するコンパクトな顕微鏡です。

一般的な検査機器

レフケラトメーター
「トプコン KR-800A」

眼の近視、遠視、乱視などを測る機器です。
また、角膜の形状を調べることもできます。

ノンコンタクトトノメーター
「トプコン CT-90A」

空気を当てて眼圧(目の硬さ)を測る機器です。
緑内障をはじめとする疾患の診断・治療で重要な検査です。

両眼視簡易検査装置
「ワック D5000」

小児の仮性近視の治療に用いられます。
仮性近視の原因となる過度の調節(目の緊張状態)を取り除きます。

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スペキュラー
「トプコン SP-3000P」

角膜の内皮細胞の写真を撮影し、数や形状など撮影し解析する機器です。
角膜には、角膜内皮細胞という角膜の透明性を維持するのに必要不可欠な細胞があります。
角膜内皮細胞は、加齢や酸素不足などが原因で細胞数が減少します。角膜内皮細胞は再生しないため、一度細胞数が減ると元には戻りません。
白内障手術などを行う前に、必ず行う検査です。

眼底カメラ
「コーワ VX-10α」

網膜の中心部分の写真をとるカメラです。
見たままの自然な色合いで撮影できます。

自動視野計
「カールツァイス ハンフリーフィールドアナライザー HFAⅡ740」

中心部の視野を詳しく調べる機器です。
緑内障の診断や進行状況などに有効な検査です。

動的視野計
「イナミ ゴールドマンぺリメーター」

広い範囲の視野を調べる機器です。
緑内障だけでなく、脳梗塞などの脳疾患や様々な疾患の視野検査に有効です。
また、身体障害者の視覚障害による等級判定にも用いられます。

超音波画像診断装置 UD-6000

超音波を用いて、眼球の前方から眼球の裏側までの広い範囲の超音波像が得られます。
また、超音波像から眼軸長(目の長さ)を測定できます。
強い白内障や眼内の出血などで、眼球の内部が観察できない時に有効な検査です。